出会い系メールは駆引きである
顔の知らない相手に、先の話のような恋愛の駆引きが当てはまるかといえば、ほとんど該当しないといえるでしょう。
それは恋愛駆引きの大前提でもある、ある程度のお互いの正確な情報流通というのが、
行なわれていないため、感情の入り込む余地というのがあまり無いからなのです。
では全く入り込む余地が無いのかと言えば、そうではないと言えます。
例えばステレオタイプという言葉があります。
これは物事を一面から決め付けることを指しています。
例えば「日本人は無口で何を考えているかわからない」とはアメリカ人から見た日本人のステレオタイプ像であり、
これが日本人では「アメリカ人は金髪で鼻が高い」となります。
どちらも相手を一面だけを見て判断しているため、実際はこれと大きく異なることは誰でも知っています。
そして相手の事を良く知らない場合、人間というのは潜在的に過去の経験や周りの情報に基づいて、
この自分なりのステレオタイプに当てはめることで、自分自身を納得させてしまうのです。
これは一見型に嵌っている行動なのですが、人間の本能といえる部分なので、型に嵌っているとは誰も思わないのです。お互いを良く知らない場合、国際社会ではこのステレオタイプに該当しない人というのは非常に不気味な存在に思え、時には憎しみの対象にもなる事もあるのです。
そこから裏を返せば、情報を全く知らない相手と上手にやり取りを行なうためには
最低限のステレオタイプに該当するよう、ある程度の情報を開示する工夫が必要になってきます。
例えば相手に特徴が全く掴めない文章を送った所で、相手は興味を持つどころか不気味に思うだけですし、
また容易に人物像を特定できるメールの内容では、相手は興味を持つどころかありきたりな人と判断してしまいます。
こういったメールのやり取りを通した情報開示の緩急のやり取りこそが、
出会い系メールの恋愛駆引き部分でもあるのです。そして出会い系メールでもう一つ該当するのは
ビジネスとしての駆引き部分です
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2011年5月19日